ポータル事業者の収益は、大きく二つの事業から成り立っている。一つは、古くからある広告収入。もう一つは、ネットショッピングやネットオークションなどの会員向けのサービスからの手数料収入だ。インターネットに関連した事業成功のカギは、集客力にある。なぜなら、集客力があってはじめて広告収入もネットショッピングやネットオークションなどの手数料収入も入ってくるからだ。そのためにも、どうやってインターネット利用者を多く自分のサイトに呼び込むかがカギになる。ポータル事業は特にその傾向か強く、インターネット利用者をどれだけ多く集客できるかどうかで勝敗が決まってしまう。これからますますポータル事業者の動きから目が離せない。
日本語化に際しては、もう一つ、フォント(字体)を用意しなければならないという大きな問題がありました。最初は、すでにフォントをつくり上げていた印刷会社や写植メーカーから、UNIX用に寄贈してもらおうと考えたのですが、それはうまく行きませんでした。結局、ある学生が一人で六〇〇〇字以上をつくったのです。これをみんなで共有できるようにしていって、結果としては、今日、世界中のコンピュータで漢字を見ることができるようになっています。そこへつながる基礎を、ほとんど学生レベルのボランティアが全部やってしまったわけです。ちょうど、ディスプレーも、決まった文字しか表示できない「キャラクター・ディスプレー」から、データさえ与えられればどんな文字でも表示できる「ビット・マップ・ディスプレー」へと世代交代しました。そのことも、漢字をどこでも見ることができるための支えとなりました。そしていったんそれが実現されると、日本語の問題にとどまらず、考え方が、かなり変わってくることになりました。
ネット企業においても、研究開発は重要事項だ。他社が開発セキュリティエンジニアを他のエンジニアと兼任させている企業も多い中、もしセキュリティエンジニアを単独でもうけている企業であれば、それだけセキュリティに対する意識の高い企業だということができるだろう。セキュリティポリシーの立案、実施、分析、ファイアウォールの設定、構築、運用、管理などの業務を行う。関連する法規についての知識も必要。セキュリティ専門の外部企業もあるので、そうした企業とのアウトソーシングを担当する可能性も。日々、最新の情報を入手し、的確な対処方法を選択していく危機管理能力も要求される。開発系した汎用的な技術だけを使っていては、自社のサービスに最適化することは難しく、また利益も上がっていかないからだ。