質屋は、規模の大小こそあれ、販売を同時に行っています。お客様から買い取った商品や、お預かりしたものの受け出しに来られず、質流れとなった物品を売却するわけです。販売ルートとしては店頭での販売、質屋業界で行われる地域ごとのオークションに出品する、リサイクルショップに卸すなど、いくつかの方法がありますが、かつては大々的に小売部門を持つ質屋は少なく、ポツポツと店頭に並べたりする程度でした。それがここ数十年で大きく流れが変わってきました。大手なら別個にディスカウント店を経営するなど、質屋業だけではなく本格的に小売業に乗り出しているのです。某質屋でも1階は販売フロアになっていて、買い取った商品の一部はそこで販売しています。販売の要となるのは、仕入れと接客。接客については後に述べますが、まずお客様にとって魅力的な商品が揃っていないと話になりません。だからとにかく商品を集めることが大切です。多少粗利率が低くなっても、多くのお客様が来てくれるようになれば、よい商品を数多く買い取りできる。そうすればディスカウントショップとしての収益もどんどん上がります。